【ネタバレ含】氷菓の心情描写は美しい
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氷菓は僕が観たアニメの中で最も好きだといえる作品です!今回はその魅力について書いていきたいと思います。一度見た人に向けての内容になることをご了承ください。
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氷菓の魅力(ここからネタバレを含みます)
公式サイトには青春学園ミステリ、とありますが、氷菓の魅力は「青春学園」の部分にあると思います。アニメの氷菓は
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・春に古典部の謎に迫る氷菓編
・夏休みに未完成の自主製作映画の結末について考える愚者のエンドロール編
・秋の文化祭でのクドリャフカの順番編
・冬の古典部部員の過去を補うような遠まわりする雛編
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に大別できると考えています。この四季すべてを美しい作画で表現していて、こんな高校生活があったらいいなと思わせてくれます。そして美しいBGMが自分をこの作品の中に入り込ませてくれます。この4つの中でも僕が好きなのは遠まわりする雛編です。ここは特に心情描写が美しく、また短編集となっているため、ふとこの1話を見返したいと思わせてくれる魅力があります。今回はこの中から数話選んで、好きなシーンについて話していきたいと思います。
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18話「連峰は晴れているか」はこの中でも僕が1番好きな話で、折木奉太郎たちの中学の先生が、ヘリが好きだったのかという疑問から始まり、千反田えるとともに2人で図書館へ向かい、真実に迫るという話です。この中で奉太郎の「人の気も知らないで、って感じだ」というセリフとそれに対してえるの「それって、とっても…」というセリフがとても好きなんです!ここでの遠回しな表現をうまく映像で表現している感じがとても好きで、ここに氷菓の魅力が詰まっていると感じます。ここで奉太郎の気遣いができる一面をみたえるのうまく言葉にできないといった感情が伝わってきて大好きなシーンです。このあたりから2人が自分の好意を自覚するといったシーンが各所でうまく表現されていて、とても面白いです。
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そして21話の「手作りチョコレート事件」で里志と摩耶花の話があり、好意を受け止めることの難しさについて語られた後、22話で最終回という早い展開ですが、これによってこの2話の流れを汲んでストーリーを追うことができ、僕は好きです。最終回では奉太郎がえるへの好意をはっきりと自覚したような表現が続き、観ている側としてはとてもソワソワしてしまいます。生き雛祭りで雛の恰好をしたえるを見たときの、「なんとしてでもここにきてはいけなかった」、「省エネ主義が致命的に脅かされている」といった表現に、直接的に言い表さない美しさを感じました。そしてえるに夢中になっている表現を鮮やかな景色で表していたのもとても好きです。
最終回は美しいシーンばかりでどこも好きなのですが、最終回を観た人が一番気になるのはラストシーンなのではないでしょうか。ピンク色の空の夕方、2人で歩くシーンは誰もがキュンとしてしまうでしょう。えるが今後のことについて話すというシーンで、奉太郎にただ自分の周りのことを紹介したかったというような雰囲気がとても好きです。そして文理選択の話の中で奉太郎はもはやプロポーズともいえる言葉を言おうとしました。ここで実際には言えなかったというオチですが、これを言えなかったことも、氷菓という作品の魅力だと僕は思っています。22話の中で少しずつ、少しずつ2人の関係性が近づいていく、というところが一番の魅力なのだと、声を大にして言いたいです。
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このような記事を書くのは初めてで、ここまで勢いで書き進めてしまいましたが、少しでも氷菓を見た人と、この魅力について共感し合えたらいいなと思っています。ここまで読んでくださりありがとうございました!